25年前のフィルムを現像してみた
部屋の整理をしていたら古いフィルムカメラが出てきました。
PENTAX の ESPIO 90MC という機種で、お手軽カメラの部類ではありますが、それなりに多機能で写りも良くて使い勝手の良いやつでした。
問題は、フィルムが入ったままの状態であること。たしか1999年頃に初めてデジカメを買ったのを機に使わなくなってしまったので、およそ25年間ほったらかしだったことになります。
せっかくなので、何が写っているのか現像に出してみることにしました。
全自動のカメラなので電池が切れた状態ではフィルムを取り出すこともできません。
電池を新しいのに入れ替えれば動くとは思いますが、こんな古いのを扱ってもらえるのかどうか分からなかったので、ひとまずそのままの状態で近所のカメラ屋さんに持って行ってみました。
受付で事情を話すと、分かりましたーとすんなり受け付けてもらえました。お店に有った電池に入れ替えてスイッチを押すとすぐにフィルムが巻き取られました。枚数表示によると20枚くらいは撮っていたようです。現像料900円、L判1枚50円、写っているコマだけ現像すること、古くて画像が不鮮明な可能性が高いことなどの説明を受けて1時間後にまた来てくださいということになりました。
昔良く使っていたころは1枚5円10円の時代だったので50円は高いなと思いましたが、使う人が減っているのだからしょうがないです。600円で写真データをCD-ROMでもらうという選択肢も有りましたが、気分の問題として写真プリントを選びました。後からネガを持っていってデータ化してもらうこともできるみたいですし。
そして1時間後。
結局のところダメでした。あまりに古すぎてフィルムの劣化のために現像しても真っ黒にしかならなかったとのことです。プリントは1枚も無かったので、現像料だけ払って真っ黒なフィルムを受け取って終了となりました。
残念ではありますが、こんなもんだろうという気もします。
電池さえ入れ替えればまだ動くようなので、新しいフィルムを入れて久しぶりにこのカメラで写真を撮ってみようかなと思っています。