カテゴリー: デザイン

超初心者デザイナーがStoryboardを使ってみてよかったなと思ったこと

こんにちは。二年目デザイナーのはなです。

私はドドド文系かつ、今のところ人生でパソコン使ってる時間より紙と絵の具触っていた時間のほうが長いようなアナログ街出身の感覚派ですが、この度「デザイナーさんがStoryboardでアプリUI作ってくれたらすごく楽」というエンジニアさんの言葉により、XcodeのStoryboardを使ってみることになりました。

もちろん私の経験値はそのような状況(かろうじてHTMLとCSSはわかる…)ですので、傍から見ると低い段差に躓きまくりました。

それでもなんとかエンジニアさんからの介護を受けて、アプリのガワだけ作成することができ、「何このソフト…?英語しか書いてない…怖いよ~…」という状況からは脱しました。

こういうかたちのボタンはこういうふうに作れば良いんだよ、というのを理解するのに丸一日かかったりしました。

このボタン一つを苦戦しながら作って、どの画面サイズで見ても破綻していなかったときはとても感動したりしました。

あまりにも初歩的すぎますが、レベルが赤子なので見るものすべてに感動してしまうんですね。

Storyboardできる人は、まあ、一笑に付していただけると幸いです。

Storyboardを使ってみてよかったなと思ったこと

あとからエンジニアさんに細かいデザイン調整のお願いをしに行かなくて済む!

「すみません、ここなんですけど、あと10pxぐらい余白つめてもらっていいですか…」がなくなりました。

全部自分でつけてますからね。

「ここはシステム上これ以上余白詰めるのは難しいです」「そこをなんとか」という工程もなくなりました。

システム上難しいということを踏まえた上でデザインを作ればいいのです。

それが理解できるようになったことは、すごく大きな収穫だったなと思います。

画面の大きさによってどのようにレスポンシブさせるか自分で決められる!

例えばiPhone8の画面サイズで作ったUIデザインについて、5sの時はどこをどういうふうに縮める?iPhoneXやiPadの時はどこをどうやって伸ばす?というのを自分で決められます。

あとからエンジニアさんにお願いして変えてもらうとなると、下手したらAuto Layout付け直しじゃないですか(それも理解できるようになりました。そりゃ面倒くさいですね)

それを最初から自分で指定できるというのは、かなり効率がいいです。妥協もしないで済みます。

標準的なiosアプリのデザインがなんとなくつかめるような気がする!

Storyboardにはiosアプリの標準UIのパーツが元から入っています。

ドラッグするだけで置けます。すごい便利ですね。

逆に、「置けない場所」というのもなんとなくつかめてきます。

そうやって試行錯誤しているうちに、iOSアプリの標準的なデザインが、なんとなくわかってきたような気がします。

まとめ

 Storyboardを触ってみて、「デザイナーさんがStoryboardでアプリUI作ってくれたらすごく楽」という言葉の意味がわかりました。

見た目の微調整が自分で行えるということの素晴らしさを、デザイナーさんなら理解できると思います…

とはいえ、まだ入り口に立った段階ですので、これからも四苦八苦しながらStoryboardくんと仲良くやっていけるよう頑張りたいと思います。


高品質デザインツール Canvaを使ってみた。

こんにちは。デザイナーのMです。
今回は無料で美しいグラフィックデザインを作成することができる「Canva」というサービスを使ってみました。

Canvaとは?

CanvaはPCブラウザ、アプリ(iOS/Android)で利用できる、無料グラフィックデザインツールです。

グラフィックデザインを無料で簡単作成 – Canva
https://www.canva.com/ja_jp/

豊富なテンプレートから用途にあったデザインを選んで、カスタマイズするだけで高品質なグラフィックデザインを誰でも簡単に作ることができます。

わかりやすいホーム画面

登録すると最初に表示されるホーム画面です。
・デザインを作成
・あなたのデザイン(作成済みのデザインがある場合のみ表示)
というシンプルなダッシュボードで、とてもわかりやすいです。

デザインテンプレートも
・ソーシャルメディア
・Instagramの投稿

などの各種SNSに対応した最新のテンプレートから、
・店舗のメニュー表
・パンフレット
・商品券
などの印刷物のデザインテンプレートまであって種類がとても豊富です。

今回はこのブログ記事のヘッダー画像を作成してみながら、Canvaを使ってみようと思います。
※記事中のスクリーンショットがPCブラウザのものになるので、アプリ版とは多少違う部分があるかもしれません。ご了承ください。

デザインを作ってみる

それでは早速ですが、テンプレートからデザインを作ってみようと思います。
ホーム画面のテンプレート一覧から「Blogバナー」をクリックします。

ブログで一般的に使用されるサイズで真っ白なアートボードが表示されました。
画面左側に、メニューとデザインテンプレートが表示されています。右下に(無料)と書いてあるものは無料で利用できます。
それ以外もデザインの背景にCanvaロゴの透かしが入りますが利用することができます。この透かしは有料で削除することも可能です。

今回は無料のテンプレートを選んでみました。

このままでも普通に利用できるオシャレなテンプレートになっています。
このテンプレート上の文字をクリックするとすぐに編集することができます。

多数のフォントや文字色の変更もツールバーからすぐに変更することができます。非常に直感的で初心者の方でも使いやすいのではないかと思います。

背景画像も豊富な素材が用意されていて自由に差し替えることも可能です。自分の持っている画像を挿入することもできます。
また簡単な写真フィルターなども用意されており、ちょっとした画像編集も可能になっています。
フォントの組み合わせもデザイナー顔負けの色んなパターンが用意されているので、どれにしようか悩むのもいいかもしれません。

あっという間にバナーの完成!

数クリックでバナーが出来てしまいました。時間にして5分もかからなかったと思います。
作成したデザインは、pngやjpg、PDFでダウンロードすることができます。
いつもはIllustratorやPhotoshopでデザインを作成していますが、簡単なデザインラフや今回のブログなどで利用する記事内の画像などはCanvaで作るのでも十分かもしれません。


また機会があれば、ぜひ使ってみようと思うことのできるサービスでした^^

グラフィックデザインを無料で簡単作成 – Canva
https://www.canva.com/ja_jp/


CSSで字詰めの調整をしよう!

デザインをする上で字詰めって大事ですよね。
でもWebページのテキストは、ブラウザの仕様で調整出来ないから諦めていたり…。
そんなことはないでしょうか?

字詰め

実は、CSSに字詰めのプロパティ「font-feature-settings」があります。
使い方は簡単で、「font-feature-settings : “palt”;」を指定するだけです。

    .kerning_sample{
        font-feature-settings : "palt";
    }

注)メイリオは、プロポーショナルメトリクスを含まないため変わりません。

 
例えばデフォルトだとこのような表示だったのが

デフォルト
カーニングとは、文字同士の間隔(アキ)を調整する技法のこと

 
font-feature-settings:”palt”;の指定をすると全体が引き締まった感じになります。

font-feature-settings:”palt”;の指定
カーニングとは、文字同士の間隔(アキ)を調整する技法のこと

 
場合によっては窮屈な感じがするので、「letter-spacing」を使って調整しましょう。

    .kerning_sample.spacing_sample{
        font-feature-settings : "palt";
        letter-spacing:2px
    }
font-feature-settings:”palt”;とletter-spacingの指定
カーニングとは、文字同士の間隔(アキ)を調整する技法のこと

デフォルトと比べて、カッコや句読点の間などが整ってると思います。
各ブラウザの対応もいつの間にか整っていました。
各ブラウザの対応状況

両端揃え

字詰めのプロパティ「font-feature-settings」を使ってブログの本文や説明文などの右端がガタついて気になった場合は、「text-align:justify;」を使ってみるのもいいかもしれません。
デフォルトだと右端がガタついていますが。

デフォルト
カーニング(英語: kerning)とは、主に欧文の組版において、プロポーショナルフォントの文字同士の間隔(アキ)を調整する技法のこと。カーニングを行わない場合は文字の間に不自然な空白を招いてしまう一方、適切にカーニングが施されたフォントでは字面間の空白の面積はほぼ均等になる。
DTPが普及した現在は組版ソフト上で行われることが多いが、以前は活字に特殊な処理を行うか、切り貼りによる文字詰め(もじつめ)と読ばれる作業が必要であった[1]。現在ではこの語や詰め文字(つめもじ)という語をカーニングの訳語として用いることもあるが[2]、カーニングと文字詰めを厳密に区別することもある[注 1]。英語では、活字を加工する工程の呼び名から派生して mortising と呼ばれることもある(原義:くり抜くこと、ほぞ穴を開けること)[4]。
引用 – Wikipedia

 
「text-align:justify;」を使うと右端がそろうと思います。

text-align:justify;とfont-feature-settings:”palt”;の指定
カーニング(英語: kerning)とは、主に欧文の組版において、プロポーショナルフォントの文字同士の間隔(アキ)を調整する技法のこと。カーニングを行わない場合は文字の間に不自然な空白を招いてしまう一方、適切にカーニングが施されたフォントでは字面間の空白の面積はほぼ均等になる。
DTPが普及した現在は組版ソフト上で行われることが多いが、以前は活字に特殊な処理を行うか、切り貼りによる文字詰め(もじつめ)と読ばれる作業が必要であった[1]。現在ではこの語や詰め文字(つめもじ)という語をカーニングの訳語として用いることもあるが[2]、カーニングと文字詰めを厳密に区別することもある[注 1]。英語では、活字を加工する工程の呼び名から派生して mortising と呼ばれることもある(原義:くり抜くこと、ほぞ穴を開けること)[4]。
引用 – Wikipedia

 
毎回、字詰めの調整や確認は大変ですが、この方法だと以外に簡単にできるかもしれません。
Webコンテンツを作る際に役立てていただければ幸いです。
 
 


デザインの進捗とバージョン管理のススメ

 

こんにちは。デザイン担当のLQヒロシです。

 

WEB開発ではGitというアプリケーションを用いてプログラムファイルなどの更新状況管理をしているのですが、ファイルの更新状況を上書き時に業務ログも残しています。
この業務ログは、ひとつのプロジェクトを複数人で作業することの多いエンジニアさんにとって、他のメンバーがどのような進行状況なのか、どういったところで詰まっているのかを知る目安になっています。
プロジェクトの管理担当者も作業者を評価する指標として活用しているケースもあるかと思います。

 

もちろんデザイナーもコーディング作業であればGitを使ってファイルの進行状況を管理したり業務ログを残しますが、デザイン、特にビジュアル作成フェーズの業務ログを残すのってなかなか大変で、デザイナーの管理が難しいと言われる要因の一つかもしれません。

 

弊社ではデザインデータのバージョン管理アプリを利用して業務ログを残すようにしています。今回はその取り組みについて少しご紹介したいと思います。
Gitの仕組みを利用したものになるのでバージョン管理もできるのでおすすめです。

 

デザインデータの管理アプリについて

 

よく利用されているアプリケーションは以下の2種類になるようです。

 

Kactus(カクタス)

 

Githubベースのアプリで弊社ではこちらを利用しています。
基本的にはSource treeみたいな感じで使えます。詳しくは後ほどご紹介します。

【概要】

  • 標準のバージョン管理方法はGit。
  • 対応データ形式はSketchファイルを推奨。aiファイルやpsdファイルも利用できます。Sketchファイルの場合は、png画像を自動で書き出し差分が確認できます。

 

 

Abstract(アブストラクト)

 

デザインデータのバージョン管理アプリではこちらの方が新しく評価も高いです。

【概要】

  • Gitを介さずにできるのでスムーズな導入が可能(Git連携可能)。
  • UIが特に使いやすく、Sketchとの親和性が高い。
  • Kactusよりストレスフリーで使い勝手は良いのですが、Sketchファイルにしか対応していないのが残念。

Abstractの最大の利点はデータを保存するだけででてくるコミット入力ウィジットです。Sketch限定ですがすべての作業がSketch上で完結します。これが非常に便利!!Sketch主体で業務を行っているならこちらの方が良いと思います。

 

 

弊社ではUIデザイン以外にもロゴやイラスト作成などSketch以外で作成する業務もありますのでKactusを選びました。

 

そもそもなぜデザイン業務はログが残りにくいのか?

デザイン業務、ビジュアル作成のフェーズではIllustratorなどのソフトを使ってレイアウトを組み立てていきます。

 

手書きラフなどを先に作成する場合もありますが、基本的には画面上でオブジェクトを動かしながら組み立てていくことが多いです。
色の設定から少しづつ整っていくこともありますし、漫然とした状態からアイデアがカチッとはまって次の瞬間には出来上がることもあります。
このようなところが業務ログを残すことが難しいと感じるのではないでしょうか。

 

完璧なログを残すのではなく、保存のタイミングなどで簡単な状況説明をする、もっと砕いて言えばボヤキぐらいでもいいのでアプリを活用してちょっとしたメモを残す。「誰がどんな感じで業務にタッチしているのかがわかる」ことが重要なのではと思います。
Sketchであればpng画像として自動的に残すこともできるので尚良しですね!

 

それではKactusの利用方法について

 

KactusもAbstructも使い方は検索すれば割と見つかると思います。いくつかピックアップしましたので参照ください。

Kactus – 変更点が見て分かるデザイナーのためのバージョン管理ツール
デザインデータのバージョン管理ができるAbstractを試してみた

 

書かれている内容は概ね、新規にディレクトリを作成して対象リポジトリにするという感じですので、本記事ではKactusで実際のプロジェクトとの紐付方について少しご紹介できればと思います。

 

弊社の場合はプロジェクト毎にgithubリポジトリに紐付いているため(Web開発であれば大抵そうじゃないのかなと思います)、gitクローンするところから始めます。

 

左上メニューの File > Clone Repository を選択

こちらのダイアログが表示されるので  URLタブ内、A欄に Clone 対象リポジトリーURLを B欄にClone先のディレクトリパスを入力して Cloneボタンで完了です。
※クローンするとコーディングファイルなども落ちてくるので管理には注意してください。

 

  1. 管理ディレクトリ内でデザインファイルを作成、または更新すると、ファイル変更情報が A に表示されます。
  2. A をクリックすると ※Sketch 利用時のみ B に画像が表示されます。
  3. まずはCの Fetch origin からリモートの最新バージョンを取得します。
  4. Dの Summary欄にコミットメッセージを入力。弊社の場合はRedmineと連動しているので最低限チケット番号を入力。
  5. 細かいメモはEのDescriptionに残せば良いと思います。
  6.  Commit to master をクリックすればコミット完了。

 

最後に右上の Push origin からリモートを更新して完了です。
余談ですがhtmlなどのファイルの管理もこちらからできたりします。
※プライベートリポジトリを利用するには有料の登録が必要です。

 

 

他にもHistoryからコミットログのテキストやSketchであれば差分画像を確認できます。
Redmineと連携していればそちらでもリポジトリの履歴確認が可能になります。
ブランチの作成もできますので複数人で管理することもできます。

 

 

以上、最後が駆け足になってしまいましたが、今後もKactusのナレッジなどより良い使い方をご紹介していければとおもいます。

 

 


デザインでよく使う配色ツール5選

デザイナーのMです。
日頃UIデザインなどを担当しているのですが、メインのカラーやキーカラーなどが決まっていないときによくどう配色すればいいか悩みます。

そんなとき参考になるのが「配色ツール」です!
今回は私がデザインする際や、デザイントーンを決めるときに使用する色に悩んだ際に利用する「配色ツール」をご紹介したいと思います。

原色大辞典

WEBでよく使われる色などが一覧で見ることができる配色ツール(サイト)です。
すべての色にコードが記載されているので、すぐに使うことができます。

https://www.colordic.org/

Adobe Color CC

Adobeが提供する配色ツール。
類似色や補色などのテーマを選んでカラーをドラッグするだけで、そのカラーに応じた5色が自動で選択されます。
Adobeのサービスなので、パレット登録しておくとIllustratorやPhotoshopと連携することができます。

https://color.adobe.com/

Coolors.co

スペースキーを押すと素敵な配色がランダムに表示されます。
色のロックやパレットの作成、またURLが選んだカラーコードになっています。


https://coolors.co/

Color Hunt

毎日更新されている配色紹介サイト。美しい配色例などをカラーコードと一緒に確認することができるギャラリーのようなサイトです。
人気順で配色を並び替えると、今流行りの色や配色のトーンを見ることができてとても勉強になります。

https://colorhunt.co/

HUE/360

黒から白への明暗差に対応して色相を確認することができる配色ツールです。
色相の数やRGB、彩度などを細かく指定しながら色相をシミュレートできます。
操作も簡単で、とても使いやすいツールなので私もよく使っています。

https://hue360.herokuapp.com/

 

とても多くの配色ツールがありますが、自分の使いやすい配色ツールを見つけるのはけっこう大変で手間だったりします。
今回は私が日頃使用するツールを紹介させていただきましたが、少しでも誰かの役に立てればと思います。