PCをキッチンと考える

こんにちは。開発担当のマットです。

私はプログラミングが好きでパソコンをほぼ毎日触っていますが、パソコンを買う時はどんなパソコンを買えばいいのか悩みます。スペックが複雑でどれを買えば1番良いのか見るだけではすぐにわからないからです。

パソコンに詳しくない方はもっと困るのではないかと思います。

でもパソコンに慣れていない方でもパソコンをキッチンに例えて考えると、それぞれのスペックの意味がわかりやすくなるので、この記事でその考え方を紹介したいと思います。

日常に見慣れているキッチンの光景
日常に見慣れているキッチンの光景

CPU

CPUはコンロです。

CPUのスペックで、重要のはクロックスピードだと思います。(だいたい、「GHz」で表記されるもの)
CPUのスピードが速いほど、パソコンの処理が速い。

料理は弱火で温めるより強火で温める方が速いのと同じです。

ガスコンロです。強火で温めると早く終わります。
ガスコンロです。強火で温めると料理が早く終わります。

なお、購入する時、デュアルコア(2コア)とクアッドコア(4コア)の言葉もよく見ることがあります。(最近は6コアも8コアもあります)
これは、コンロのバーナー(火が出るところ)に例えたら良いと思います。

1つのバーナーしかなければ、作りたい料理を1つずつ調理しなければいけません。
複数のバーナーがあれば、同時に複数の鍋を温めることができるので、その分調理が早く終わります。
しかし、調理と同じく複数のバーナーに分けれるレシピ(プログラム)もあれば、そうでもないものもあります。
使っているレシピ(プログラム)が、複数のバーナーを使えるようになっている場合(コンピューター用語では「スレッディング」と言います)、複数のコアを持った方がいいです。そうではない場合、複数のコアがあっても変わりません。

プラグラムがどれほどスレッディングに対応しているかは開発者がそのプログラムのコードを書く時に決めます。何かのオプションをONに切り替えるものではありません。

*上記でクロックスピードが速いほど処理が速いと言いましたが、厳密にいうと1部の処理を省略できるCPUもありますので、場合によってはクロックスピードが遅いCPUは速いCPUに勝つことはありえます。複雑ですね。

容量

容量(だいたい、「TB」や「GB」で表記されるもの)は冷蔵庫と考えていいと思います。
パソコンは使っているうちに多くの画像ファイル、音楽ファイル、アプリケーションなど段々といっぱいになってきます。
しかし容量が大きいほどパソコンに保存できるものが多くなります。

いっぱいになってしまうと、何かを捨てないといけません。
いっぱいになってしまうと、何かを捨てないといけません。

この容量の媒体はディスクと言います。ディスクは2種類あり、SSDとHDです。

簡単にいうと、SSDの方が最新型の冷蔵庫です。中にある具材(データ)が引き出しやすく、多くのファイル、多くのデータを頻繁に使う方には速くていいと思います。しかし、その分値段が高くなります。HDとSSD、両方入っているパソコンもあります。

メモリー

メモリーは「まな板」です。パワフルなコンロと、大きい冷蔵庫があっても、具材を調理する場所が必要ですよね。

例えば、グリーンサラダを作る時、レタス、トマト、キュウリなどを1つずつ冷蔵庫から出して、準備しないといけません。
しかし、まな板が小さいとスペース不足で同時に材料を切るこができず一時的にその切った材料を冷蔵庫(ディスク)に戻さないといけません。この手間で調理の効率が悪くなります。

手元に多くのものを置けると、仕事が楽になります
手元に多くのものを置けると、仕事が楽になります

なお、レシピ(プログラム)によって、まな板のスペースが足りないと具材がこぼれてしまって、調理が大失敗に終わる場合もあります(メモリー不足エラー)。

メモリーは容量の1種類(まな板も冷蔵庫も具材を置くところ)なので、これもGBで表記されます。

まとめ

もちろん、たくさんの技術的な情報を省略しているため完璧な例えではないですが、上記のようにパソコンの部分をキッチンの部分と思って想像するとなんとなくわかりやすくなると思います。

少しでもパソコンの購入に悩んでいる方の力になれたら嬉しいです。


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