カメラの基本講座 その1 「絞り」編

こんにちは。デザイナーKです。
趣味で写真をやっており、最近は週末になると撮影の旅に出ております。
まだまだアマチュアレベルですが、今回は写真撮影の際の基本となるカメラの「絞り」に重点を置いた記事を書いてみたいと思います。
記事全般を通して、一眼レフを使用した際の事例になるかと思いますので、その点ご了承下さいませ。

「絞り」とは

カメラにおいて「絞り」はかなり重要な役割を持っています。「絞り」は「F値」とカメラの設定では言われています。
「F値」とは、レンズの焦点距離を有効口径で割った値で、レンズの明るさを示す指標として用いられています。

一般的に、「F値」が小さいほど
“レンズを通る光の量が多いのでレンズは明るく写り、シャッタースピードが速く”
「F値」が大きいほど
“レンズを通る光の量が少ないのでレンズは暗く写り、シャッタースピードは遅く”

なります。

よくいう写真の「ボケ」って?

みなさんが普段見られる写真の中でよく言われる「ボケ」や「ボケ味」といった言葉は、この「絞り」の設定を変更することで表現することができます。
被写体の背景などがボケていて、被写体が浮き上がったような表現にした写真のことを「被写界深度の浅い写真」、逆に背景がボケていないクッキリとした写真を「被写界深度の深い写真」と言うこともあります。

以下の画像にF値とボケ方(被写界深度)とシャッタースピードについてまとめてみました。

 

このようにF値を制御することによって、カメラの様々な設定が決まってきます。
一般的な一眼レフカメラだと「絞り優先モード」というモードが付いているはずなので、そのモードで絞りの値を設定して写真を撮るとシャッタースピードなどを設定する手間が省けます。
私は普段、風景写真を撮影することが多いので、絞り優先で撮影することが多いですが、夜景や動くものなどは「シャッタースピード優先モード」や「マニュアルモード」などを使って撮影するほうが思いどおりの写真を撮影することができると思います。

ボケを楽しむ

上記を踏まえて、社内に置いてあったもので何枚かボケを使った写真を撮ってみました。

Canon EOS 5D Mark IV EF 50mm F1.4 USM

絞りをマスターして思い通りの写真を撮ろう!

写真の「絞り」の概念を理解すると、写真の楽しみ方がグッと広がります。
今まで撮りたくても撮れなかったような写真も、意外と撮れるようになったりします。
今回は「絞り」中心の記事になりましたが、次回は他のカメラの基本的なことを記事にできたらと思います。


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