イラストのタッチを描き分ける

こんにちは。新卒デザイナーのハナです。

最近は家でサーモンランばっかりやっています。

 

 

私は元々イラストを描くのが趣味なのですが、最近はイラストを描く仕事もちょいちょい回してもらえるようになりました。

なので今回はイラストの話をします。

 

 

webサイトや印刷物などに使用する素材としてイラストを描くとき、まず考えることは、どういうタッチのイラストにしようかな?ということです。

もしイラストのタッチが周りのデザインと調和していなければ、デザイン全体のイメージを壊しかねません。

 

私がイラストを描くとき、具体的にどうやってタッチを描き分けているかをご紹介します。

 

線画を描く

 

タッチの描き分けでは、線画の描き方が最初の大きなポイントになります。

線画を描く際に大切なのは、何の画材を使用するかということです。

鉛筆、シャーペン、クレヨン、ボールペン、つけペンなど、使用する画材によって線自体の持つ印象が大きく変わってきます。

 

ですが、いろいろなバリエーションの画材を集めたり新しい画材に慣れたりするのは大変で時間がかかるので、イラストソフトを使用するのも良いと思います○

 

今回はイラストソフトとペンタブレットを使用して線画を作成しました。

上の線画は鉛筆っぽいブラシで、あえて線を繋げないところなどを作ってラフな印象で描いてみました。線の強弱は抑えめです。

下の線画ははっきりしたブラシで、カートゥーンアニメっぽいイメージで強弱をつけ描いてみました。

 

ラフなアナログっぽい印象を出したいときは用紙感多めの鉛筆風ブラシ、はっきりした印象を与えたいときはテクスチャ感の少ないブラシを使用すると良いと思います。

また、同じ画材やブラシでも、線の太さや強弱の有無によっても大きくイメージが変わりますので、いろいろ試してみてください。

 

 

色を塗る

 

色の塗り方の描き分けで大切なことは、手作業感を残すか否かだと思います。

手作業感とは色の塗りムラや塗り残しです。

 

手作業感を多く残せばアナログっぽさが増し、温かかったり柔らかかったり自然っぽかったりラフっぽい印象を与えることができます。

逆に手作業感が少ないと均一な感じや人工っぽい感じ、硬い感じ、はっきりした感じの印象を与えることができます。

上のイラストでは、塗りムラや塗り残しをあえて作り、水彩絵の具で塗ったような着彩を目指しました。柔らかくて透明感のある印象が出せたと思います。

 

下のイラストはそういった手作業感を残さず、ベタ塗りのみで着色しました。はっきりしていて存在感と質量感のあるイラストになったと思います。

 

 

もちろんはっきりした線画で水彩風の塗りや、ラフな線画にベタ塗りをするなどの組み合わせもありです。

また大きくイメージが変わりますのでよろしければ試してみてください。

 

イラストのタッチというものは好みによるところが大きいので、趣味で絵を描いたりしているとどうしても一つのタッチにこだわりがちになってしまいます。

それを画風として個性を発揮するのももちろん良いことですが、素材としてイラストを何かに組み込むときは画風を一旦忘れることも必要になってきます。

線の引き方や色の塗り方など、他の人の作品などを参考にしながら色々と試し新たな技術を身に着けて、タッチや画風の選択肢を広げることも大切だと思います。

 

 

まとめ

 

・線画は画材やブラシによって大きく印象が変わる

・塗りは塗りムラ・塗り残しなど手作業感を残すか否かで印象が変わる

・自分が好きな絵柄やタッチなどにこだわりすぎず、いろいろな線の描き方や色の塗り方を試してみることが大事

 

ご閲覧ありがとうございました!みなさんも良いイラストライフを(・▽・)/


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