ゲーム界隈とかが映像表現の最先端かもしれないと思う件


最近のプライベートはゲーム三昧なLQヒロシです。


eスポーツが2022年のアジアオリンピックに採用されることが発表された話題も記憶に新しいゲーム業界。私事になりますが、先日、オンラインゲーム FINAL FANTASY 14のファンフェスティバルに参加してきました。

幕張メッセで2日間行われた大規模イベントには1万5000ものユーザーが参加。イベント内では「光のお父さん」という FINAL FANTASY 14のユーザーを題材にした物語の実写映画化が発表され、有名な俳優さんを壇上で拝見することができ幸せな時間を過ごさせていただきました。

そういった話題性だけでなく、最近のゲームはクオリティの進歩が著しく、映像表現といえば映画やインタラクティブアートなどが評価の対象となっているイメージですが、なんでゲームが注目を浴びないのかが不思議になります。本記事では私的注目のゲーム界隈にまつわるお話をさせていただきます。

まるでフライトシュミレーターのようなプレイ体験


2019年2月にエースコンバットという現実の戦闘機が活躍するシューティングゲームシリーズの最新作がリリースされました。お試し版をダウンロードして会社のPSVRでプレイ!

本作は実際に戦闘機に乗っているのでは?フライトシュミレーターなんじゃない!!?と思うぐらいのクオリティで、Vertigoという天地がわからなくなる現実さながらの現象を体験することができたりします。(実際にプレイしてVertigoになり墜落しましたw)

参照)エースコンバット7
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.


航空自衛隊でフライト経験がある方もブログ記事で絶賛しており、「リアルすぎて(仕事みたいで)面白くない」というブラックジョークな評価をしております。詳しくはこちら

『エースコンバット7』はもはや面白くないフライトゲームへと成り果てた|MY GAME LIFE


3DCGのクオリティの高さをこれでもかと見せつけられる


2018年の作品ではありますが、GOD OF WARという北欧神話を元にしたアクションアドベンチャーゲームではレンダリングの美しさを体験することができます。驚くべきは、その実写のようなクオリティがプレイ画面であるということ。イベントで挿入されるムービーと遜色がなく、かつシームレスに移行するので、始めた当初は少し戸惑うぐらい衝撃を受けました。The Game Awards 2018ではゲーム・オブ・ザ・イヤー、ベストゲームディレクションを受賞しているようです。


下記のトレイラーを見比べていただくとわかりやすいかなと思います。神話を元にしたストーリーをしっかり感じさせる美しいビジュアルと抜群の操作感、爽快感を見事に両立させた非常にやり応えのある作品でした。

©2018 Sony Interactive Entertainment LLC


こちらはバトル紹介のトレイラー

©2018 Sony Interactive Entertainment LLC

参照)プレイステーション公式|ゴッド・オブ・ウォー


アニメーション3DCGの世界と練に練られた最高峰のUI


元々は2016年にプレイステーション3でリリースされた作品がプレイステーション4に移植されたもの。2018年3月31日現在で全世界累計出荷本数は220万本を突破しているヒット作。GOD OF WARと同じ3Dのグラフィックですが、キャラクターがアニメーションのようなテクスチャーで作られたRPGゲームになっています。

©ATLUS ©SEGA All rights reserved.

参照)ペルソナ5


アニメ原画を活かしたキャラクター達がコミカルにシリアスに活き活きと活躍し、実写的な3Dとはまた違う独特な世界観を構築しています。


本作品は多岐にわたる育成要素や攻略要素があり、ゲームシステム的には割と複雑な無類だと思います。そんな複雑なシステムでありながら、いかにユーザーの無駄な作業を限りなく減らすかを考え抜かれていているところが面白く、細部まで練られたUIやゲーム設計は、非常にテンポが良くオリジナリティ溢れるプレイ体験に昇華できているのも見どころです。

『ペルソナ5』のカッコよすぎるUIの制作工程を紹介! アトラスの危機から生まれ、やがて特徴となったUIができるまで【CEDEC+KYUSHU 2017】|ファミ通.com


こういったアニメーションテクスチャーのCG表現は、WEBでも活用されていて、Vtuberやスマートフォンゲームやキャラクター作成で見かけることができます。※LIVE2D、SPINEといったソフトウェアが利用されているようです。

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

参照)アイドルマスター シャイニーカラーズ(シャニマス)


ゲーム「界隈」ではなく、インタラクティブなアート表現として評価される日も近いのでは


私もそこまでどっぷりゲーム沼に浸かっているわけではありませんが、ちょっと覗くだけでこれだけの表現で溢れているのが驚きです。ビジュアル単体としてのアイデンティティは、アート作品のような特別なコンセプトやアイデンティティがあるわけではありませんが、ゲーム作品としての狙いや表現、技術は目を見張るものがあります。もっと幅広い評価があってしかるべきではないかと個人的には思っています。


最近では、VR上でコミュニケーションを行うプラットフォームなどでもLIVE2Dモデリングのようなアバターが利用されているなどの新しい流れが生まれています。海外で制作されたゲームのローカライズ対応も当たり前になり、クオリティの高い作品がどんどんリリースされています。


ゲームって時間をかなり取られてしまいますが、この流れを完全にスルーするのもちょっともったいないように思います。たまには息抜きがてらゲームをしてみて界隈の動きに注目しても良いのではないでしょうか。






	

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