Solrのリファレンスガイドをビルドする

Solr のリファレンスガイドは、たとえばバージョン8.7のものは
https://lucene.apache.org/solr/8_7_0/index.html
というURLで閲覧できますが、リリース直後などにおいては最新のバージョンに対応したリファレンスガイドが公開されていないこともあります。
そういった場合を踏まえて、Solr のソースからリファレンスガイドを自前でビルドしてみました。

リファレンスガイドのソースは Solr のソースコードの solr/solr-ref-guide 以下にあります。ビルドに必要な手順が Readme.adoc に書かれています。

リファレンスガイドのソースは Asciidoc 形式で記述されているので、Asciidoc を扱える ruby のツール群をインストールします。

gem install jekyll --force --version 3.5.0
gem install jekyll-asciidoc
gem install slim
gem install tilt
gem install concurrent-ruby

ビルドには ivy が必要なので、まだ使ったことが無ければ準備しておきます。

ant ivy-bootstrap

ビルドします。

cd solr/solr-ref-guide
ant default

生成されたHTMLは solr/build/solr-ref-guide/html-site 以下にあります。

各所に DRAFT の文字列が見られますが、オフィシャルのリファレンスガイドとほぼ同じものをローカルに閲覧できるようになります。

Sass の便利な機能「@mixin」の使い方

Sass の便利な機能「@mixin」の使い方について紹介します。

基本的な書き方

基本的な書き方は下記のようになります。

@mixin title_abc($color: #333, $fontSize: 22px) {
  color: $color;
  font-size: $fontSize;
}

.title {
  @include title_abc();
}

.title_light {
  @include title_abc(#777, 20px);
}

「@mixin」で名前と変数、スタイルを定義して、「@include」で呼び出します。

そのまま使いたい場合は、「@include title_abc();」のように引数を渡さずに使い、変更したい場合は「@include title_abc(#777, 20px);」のように引数を渡します。

cssに展開したあとは下記のようになります。

.title {
  color: #333;
  font-size: 22px;
}

.title_light {
  color: #777;
  font-size: 20px;
}

メディアクエリを管理

まず、ブレイクポイントを変数で定義します。
変数で定義しておくことで、あとでの変更が簡単にできます。

$sm: "600px";
$md: "900px";
$lg: "1200px";

@mixinを定義します。
「@content」はスタイルセットを@mixinに渡す機能です。
@includeで書いた内容がこの場所に展開されます。

@mixin media-max($size) {
  @media screen and (max-width: $size) {
    @content;//展開される場所。この場合「.class {color:red}」
  }
}

「@include」で定義した、@mixinを呼び出します。
$lgのところは変数ではなく、「1000px」などのように書くと個別での対応もできます。

@include media-max($lg) { 
  .class {color:red}
}

今回は「$lg: “1200px”」なので下記のように展開されました。

@media screen and (max-width: 1200px) {
  .class {
    color: red;
  }
}

擬似要素で三角形を作る

三角形を作りたい時に用意しておくと便利な@mixinです。
ジェネレータを使わずに作成することができるので、用意しておくと便利です。

@mixin triangle($direction, $width, $height, $color){
  content:"";
  width: 0;
  height: 0;
  border-style: solid;
  display: inline-block;
  $widthNum: $width / 2;
  $heightNum: $height / 2;
  @if ($direction == top) {
    border-width: 0 $widthNum $height $widthNum;
    border-color: transparent transparent $color transparent;
  } @else if ($direction == left) {
    border-width: $heightNum $width $heightNum 0;
    border-color: transparent $color transparent transparent;
  } @else if ($direction == right) {
    border-width: $heightNum 0 $heightNum $width;
    border-color: transparent transparent transparent $color;
  } @else if ($direction == bottom) {
    border-width: $height $widthNum 0 $widthNum;
    border-color: $color transparent transparent transparent;
  }
}

.arrow::after {
  // top:上向き bottom:下向き right:右向き left:左向き
  @include triangle(right, 6px, 10px, blue);
}

展開されるcssは下記のようになります。

.arrow::after {
  content: "";
  width: 0;
  height: 0;
  border-style: solid;
  display: inline-block;
  border-width: 5px 0 5px 6px;
  border-color: transparent transparent transparent blue;
}

remを使用した文字サイズわかりやすくする

フォントサイズをremで指定するときに、1.5remと書くと思うのですが、パッとどれぐらいのサイズかイメージしずらいです。
そのためあらかじめ@mixinを用意しておくとイメージしやすくなります。

@mixin rem($size) {
  font-size: $size + px;
  font-size: ($size / 16) + rem;//既定値を16pxに設定した時
}

h1{
  @include rem(24)
}

p{
  @include rem(16)
}

展開されるcssは下記のようになります。

h1 {
  font-size: 24px;
  font-size: 1.5rem;
}

p {
  font-size: 16px;
  font-size: 1rem;
}

今回はSassの便利な機能「@mixin」の使い方を簡単に紹介しました!
何かの参考になれば幸いです。

Solrの記事リスト(〜2020年12月)

はじめに

ふと気付けばこのブログの Solr の記事が40本を超えていました。Solr タグで検索していただくこともできますが、もう少し見やすくなるようにトピックで分類して記事タイトルとリンクの形でリスト化してみました。

Prometheus連携

パッケージ管理

JSON Request API

Docker

日付表現

SolrCloudのリーダー選出

SolrCloud

インデックス作成

distinct

その他

健康診断で見つかったピロリ菌の除菌と検査

前回の健康診断でピロリ菌に感染しているのがわかったのでピロリ除菌を行いました。

朝と夜にお薬を飲むだけ・・・だけどつい忘れそうになります。薬の入ってる紙に日付を書く欄があったので飲む前に記載することでなんとか飲み逃すことなく薬は飲み切りました。薬を飲んでる最中はいつも行ってるスーパーの特定の弁当が塩辛く感じてコロナで味覚障害とか聞いていたので少し戦々恐々としていましたが単純にピロリ菌除菌の薬自体の副作用が出ただけのようです。

その4週間後に除菌判定の検査。これは袋に息を入れるだけなので検査自体は特に負担のかかるものはなかったです。さらに1週間後にようやく除菌判定の検査結果を聞きに病院に向かい結果は良好!除菌できていました!!1度目の除菌で除菌できない場合があると聞いてたので1回目で済んだのは本当によかった。ただ3ヶ月後に今度は便での検査があるのでそれが済んだらようやく本当に除菌完了です。

発病してからの治療より余裕のあるうちに予防をという点でシステム開発と同じですね!

SolrのCirtcuit Breakerは具体的に何を見ているのか

はじめに

前回紹介した Circuit Breaker には MemoryCircuitBreaker と CPUCircuitBreaker の2種類があります。それぞれメモリとCPUの使い過ぎに対応しているのだなと何となくは想像が付きますが、具体的にはシステムの何を参照しているのかを調べてみました。

MemoryCircuitBreaker

リファレンスによると、JVMのヒープ使用率が設定値を超えると503を返すと書かれています。MemoryCircuitBreaker の実装をみると、取得しているのは ManagementFactory.getMemoryMXBean().getHeapMemoryUsage().getUsed() でした。これは現在のヒープ使用量をByteで返すものです。

一方、設定ではヒープの使用率を記述するので、比較するには使用率か使用量かのどちらかに変換して合わせる必要があります。
ソースを確認すると、MemoryCircuitBreaker のコンストラクタで memThreashold を読み込んだときに、ヒープの最大値 * memThreshold / 100 で閾値となるメモリ使用量を計算しておき、MemoryMXBean から取得したメモリ使用量がその値を超えたらリクエストを拒否するという実装になっていました。

CPUCircuitBreaker

CPUCircuitBreaker で監視しているのは ManagementFactory.getOperatingSystemMXBean().getSystemLoadAverate() なので OS から取得するロードアベレージです。設定するのはCPU使用率なので、こちらも何らかの変換をしているのかと思いきや、何とソースコードではCPU使用率の閾値(%)とロードアベレージ(0以上の数値、CPUの数にもよるが通常はせいぜい10未満)を直接比較していました。

これだと使用率のつもりで75などと設定しても全く引っ掛からないのはずで不思議に思って調べてみたところ、どうやらバグのようで JIRA に Issue が作られていました。

CPU circuit breaker needs to use CPU utilization, not Unix load average

タイトルそのまんまですね。
ManagementFactory.getOperatingSystemMXBean().getSystemLoadAverate() の代わりに ManagementFactory.getOperatingSystemMXBean().getSystemCPULoad() (0.0-0.1の間のCPU使用率)を使うことが提案されており、近いうちに修正されることと思います。